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【ドローン】二等国家資格学科試験問題 解説

今回は二等無人航空機操縦士資格の学科試験のサンプル問題を解説しました。 普段きちんとルールを守って飛行させていてもいざ学科試験となると難しく考えてしまったり、解釈の違いや勘違いで間違えてしまうこともあると思います。

正しく理解して普段の飛行に活かしたり国家資格の試験に臨めるといいですね。

======== 【動画の目次】
00:00 オープニング
00:38 国家資格について
01:07 試験の概要
01:42 第一問
02:56 第二問
04:04 第三問
05:14 第四問

国家資格とは

ドローンの国家資格は学科試験と実技試験に分かれています。実技試験は登録講習機関で講習を受講し、試験を免除するか、国が開催する、一発試験を受験するかになります。学科試験は海事協会が実施している試験で実技のどちらを選んだにしても受験が必要です。

試験の概要

まずは試験の概要です。

学科試験概要

実施方法

全国の試験会場のコンピューターを活用するCBT(Computer Based Testing)

形式

三肢択一式(一等:70問 二等:50問)

試験時間

一等:75分 二等:30分

試験科目

無人航空機に関する規則、無人航空機のシステム 無人航空機の操縦者及び運航体制、運行上のリスク管理

有効期間

合格後2年間

第一問

無人航空機操縦者技能証明及び機体認証を受けていない場合であっても、航空法に基づく国の飛行の許可又は承認が不要な飛行として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 日没後の飛行
  2. イベント上空での飛行
  3. 人口集中地区に該当しない地域での高度150m未満の飛行

人工集中地区ではなく150m未満の飛行は、特定飛行には該当しないので許可・承認は不要で3が正解。ただし目視外飛行や夜間飛行になると特定飛行に該当するので注意が必要になります。

第二問

夜間飛行を行う場合に機体に求められる装備として、正しいものを1つ選びなさい。(飛行範囲が照明等で十分に照らされていないものとする。)

  1. 飛行時に機体を認識しやすい塗色
  2. 障害物との衝突防止のための赤外線センサ
  3. 機体の姿勢及び方向が正確に視認できる灯火

教則より「夜間飛行のための必須装備として、無人航空機の姿勢及び方向が正確に視認できる灯火を有することが求められる。」とあるので3が正解。

第三問

無人航空機の操縦者に課せられる義務として、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 飛行前に外部点検と作動点検により機体の状況を確認する
  2. 事故による機体の損壊や紛失に備えて、機体保険に加入する
  3. 事故時は、負傷者の救護等、危険を防止するための措置を取る

保険の加入は義務ではないので2が正解。無人航空機の保険については、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)のように加入が義務付けられるものではないものの、万一事故が発生した場合に備え、自機の使用実態に即した保険に加入することが推奨される。

第四問

気象が無人航空機の飛行に及ぼす影響の説明として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 低温時はバッテリー性能が低下する
  2. アスファルトの地表面が暖められると下降かこう気流が発生し機体が減速する
  3. 高温時は空気密度が増加し飛行性能が向上する

教則より「特に気温の低い場合はバッテリーの持続時間(飛行可能時間)が普段より短くなる可能性があるため注意が必要である。」とあるので1が正解

まとめ

一見、正解以外の選択肢も正解に思えてしまうものもありますが、あくまで試験では教則に載っていることが全てです。「この場合ならこれも正解だよな、、」と考え始めるとどんどんわからなくなってしまうので注意です。

試験で迷わないように、教則を繰り返し読んだり、登録講習機関の学科講習を受講するなど、対策をして臨みましょう!